ジームスアソシエイツ

社長メッセージMessage

これから新たなチャレンジに臨む時期に想うこと

~「ニッポン」の逆襲が始まる~

         

 4月がスタートします。
今年は少し早目の桜が開花するところも多く、学校や行政・多くの企業などで新年度が始まるスタートにふさわしい陽気にも恵まれました。
(私には一つ年を取る時期でもあり、「また来たか・・・」とも感じるのですが)

      

 そんな状況下で今年も多くの新入社員の方々が社会人となり、新たなライフスタイルへのチャレンジに臨まれます。
また、企業向けでも様々な付加価値創造、業態転換、働き方改革と仕事のしかたを大きく変化させるチャレンジを促す法制度や支援施策が出てきました。

          

 ことごとく研修や講演が中止になった昨年とは違い、今年は新入社員の方々を応援する機会もあり、各種チャレンジに臨む施策の活用を企業の方からご相談いただく機会も増えてきました。

          

 そうした「新たなチャレンジに臨む方々を応援する」にあたり私自身が是非貢献したい!と考えているのは以下の3点です。

1)周りに忖度しすぎず、自分の考えをもち、本来目指すべき目的・目標を見据える「考えるチカラ」を磨いていくこと

2)「ニッポン」の価値を再定義し、事業の再構築や付加価値の創出などビジネスでの飛躍に活かすこと

3)ビジネスのチカラで世界の社会課題を解決するための「グローバルなネットワーク」を築き、動かしていくこと

ここでは上記のうち2)について補足したいと思います。

             

 この「ニッポン」は日本(国)でも日本人(人種)でもなく、「日本の文化や歴史、風景、社会、ビジネスなどを愛し、共感できる人」と定義しました。
だから、外国人も含みます。
そして、排他的ではなく「多くの方と共感を広げ、価値の創造につなげる」コミュニティです。

           

 「新型コロナが終息したら行きたい国」のアンケートで日本は断トツ1位だったそうです。
一方で、経済的には失われた〇〇年といわれ、社会的にも年金医療制度等が持続不能な状態から抜け出せないでいます。
30年前に「ジャパンアズNo.1」と言われた企業群も多くが苦境に陥っています。

        

 世界がコロナ禍に見舞われ、経済的にも社会的に疲弊している今だからこそ、「ニッポン」が人々を引きつけ、本来持っている価値を発揮して飛躍し、世界に貢献できるはずと考えます。
例えば「長寿企業」や「長く使え・故障しない製品」、「他人への思いやり」、「人材の成長を見込み、協力しあう組織」など「ニッポン」のビジネスには世界と比べても特徴があふれています。
 これらは短期利益や意思決定、イノベーションなどにデメリットともなりますが、一方で環境変化への適合性(柔軟性)、持続可能性、働きがいなどメリットも多く、どうとらえ、どう活かすかが問われます。
 決して「古臭い」とか「時代に合わない」などと切り捨てるものではなく、時代にマッチした魅力へどう磨き、世界へ伝える(ビジネスを発展させる)かが重要です。

   

 新たにビジネスパーソンの仲間入りを果たす新入社員の方々や、施策制度等も活用して付加価値創造の新事業を行う経営者・リーダーの方々など、「新たなチャレンジに挑む」多くの方々と是非「ニッポン」の逆襲を実現する新年度にしたいと思います。

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