社長メッセージMessage
ポスト・コロナに備える！「脱炭素時代の到来と働きかたの転換」
～海外でも活躍できるSMEリーダーの会（第2回）の報告～
2020年11月19日（木）、オンラインで夜間にご参集いただいた皆さんのご協力をいただき、第2回の勉強会（GSLC：Global SME Leader‘s Community）を開催しました。
この会合は海外での活躍も視野に入れている（関心を抱く）ビジネスパーソンの方々と「世界の動きや私たちのライフスタイルとビジネスの変化を学び、互いの情報や意見を交しながら、これからの展望を考える」オンラインの集まりです。
今回も日本の各地からご多忙の中でも時間をやりくりいただいて多くの方々に参加いただきました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。
今回の冒頭プレゼンはタイトルのとおり「ポスト・コロナに備える！～脱炭素時代の到来と働きかたの転換」としました。
新政権が発足し、首相の所信表明で「2050年までに温室効果ガス実質ゼロ」が宣言されました。既に世界では多くの国・地域で宣言済みであり、日本は周回遅れの印象もありますが、それでも首相が宣言した意義は大きいと考えます。
これを踏まえてますます関連ビジネス市場の拡大や社会の関心の高まりが顕著になることを事例やデータを示しながら説明させていただきました。
また、これを包含する世界共通の目標であるSDGsについても説明し、これらを勘案して「今後予想されるビジネスモデルの変容について３つの視点」を紹介しました。
さらに私たちの働き方が「ジョブ型」へ一層強く変化していく背景も説明しました。これは過去にも「職務型」や「成果主義」の名目で事例があったため、過去と今回がどう違うかにもついても解説しました。
プレゼン後、参加の皆さんに小グループへ分かれていただき、互いの近況報告や現状への受け止め・取り組みを紹介するなど、自由に楽しく議論、歓談いただきました。
その後は、再び全員で熱く、まじめに、活発な意見交換をしました。
「オンライン業務が浸透して国境も地域の壁もない世界が広がる」、「リアルに会う意義を実感する場面もあった」、「会う目的や手段を意識する必要を感じた」、「生産性が大きく変わる」、「VRなどデジタル技術でものづくりが大きく変わる」といったデジタル技術による仕事とグローバルビジネスの大きな変化や取り組みが語られました。
また、「リサイクル社会の捉え方が人によって異なる」、「女性活躍社会には企業側の意識転換も必要」、「日本の働きかた（メンバーシップ型）にはキャリアチェンジの魅力があると海外留学生が感じている」といった社会の仕組みや変化に対する多様な視点からのご意見も交わされました。
新型コロナ感染を転換点として世界や社会が大きく変容しています。その中で日本も政治、経済、社会の仕組みが変わろうとしています。
それを「私たち一人一人がしっかりと受け止め、自らの考えをもって『自由に』『意欲的に』行動できるようなきっかけを得られる場」、そして、「多くの仲間と相互理解し、刺激を受け、連携して支え合える場」、をこれからも築いていきたいと思います。
その結果、グローバルに活躍する自立的なビジネスパーソンの仲間を増やしていきたいと切望しています。
次回は2021年2月に実施する予定です。
