ジームスアソシエイツ

社長メッセージMessage

2021年は「レジリエンス」と「ルネサンス」の幕開け

~個のチカラとネットワークで飛躍のチャンスをつかもう!~

 2021年が明けました。2020年は歴史に残るような大変な1年となりました。

新型コロナ感染は依然猛威を振るい、人々の活動を押さえつけています。

私の国内引きこもり状態もこのままでは1年を越えそうな状況です。

日本では再び首都圏を中心に緊急事態宣言が発令されそうな事態となり、行く先を不安に感じる人々は多いことでしょう。

 

 そんな中で迎えた年明け。どんな1年を展望し、活動していくのか、考えてみました。

その結論は、「今年は『レジリエンス』と『ルネサンス』が沸き起こる」と展望します。

 

 「レジリエンス」とは変化に対する強じん性を意味します。

世界が同時に陥ったこの新型コロナ危機に際しても苦境に負けない精神力や対応力が昨年以上に問われます。

 

 そのためには、一人一人が情報を集め、周囲に流されずに自分自身で「状況判断や対処の仕方」を考えて行動するチカラが求められます。正月番組でみた「コロナ危機でもチャンスをつかもうと果敢にライブコマースに挑戦してネットショッピングに活力を見出す中国の商売人たち」に感銘を受けました。日本でも従来の組織枠組みから離れてネットで拓かれた新たなチャンスへ挑もうとする人たちが増えていると感じます。

           

 国の支援や対策を待つのではなく、あるいは周囲の行動や意見に流されるのではなく、自分自身で旧来の枠組みや思考をゼロベースにリセットして、「これから自分の周りがどうなっていくのか」「自分に何ができるのか」を考え、行動できる人とそうでない人で結果の格差が出てきます。世で言う「不平等の是正」はあくまでも「機会の平等」であり、「結果は人の努力や取り組みによって不平等」となるのです。

         

 そして、「ルネサンス」とは復興や再生を意味します。

中世ヨーロッパでそれまでの停滞した暗黒時代を打破し、「人間性と多様性にあふれた社会・文化を創ろう」とした運動でした。

            

 新型コロナ影響が深刻化する以前の世界はグローバル経済の成長で多くの人々が豊かになる一方で、「民族や宗教間の対立」「人々の貧富格差の拡大」が深刻化していました。これら社会の矛盾が顕在化しつつあった状態が、幸か不幸か従来のグローバル経済が崩壊し、人々の移動が徹底的に拘束される事態になりました。

           

100年前のスペイン風邪は一次大戦を終結させました。新型コロナ(COVID-19)はこの「対立と貧富差(教育や衛生など挑戦できる機会の不平等)」を終結させるきっかけになると信じます。ワクチンが開発途上国にも届く枠組みができ、世界が英知を結集して対策の情報共有や相互支援を行っています。エゴの衝突や自国優先などまだその歩みに問題があるとはいえ、グローバルなネットワークが着実にできつつあると思います。

                   

 往来ができずとも現代は幸いにもインターネットのチカラが使えます。人々の心と行動がつながっていれば、ビジネスでも生活でもグローバルなネットワークで新しい対応の仕方が創造され、普及するはずです。

            

 ただし、あくまでも主役はインターネットではなく、人。一人一人が考え、行動するチカラをもち、ネットワークでつながって相互に助け合いながら新しい可能性を拓く「人間性と多様性の開花」、そんな時代の幕開けであると信じます。

                  

 新しい時代の幕開けを快く受け入れて今年もがんばりましょう!

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