前回同様、日本の各地からオンラインで参加いただき、3か月ぶりに木曜日の夜2時間で勉強会を開催しました。今回のテーマは「SDGsは本当に持続可能なのか　～『当たり前』をゼロから考える～」。
　

　前半のインプット（解説）編では、よくある「17のゴール、169のターゲット」の説明ではなく、「SDGsの本質的な特徴（要は何をすることなのか）」や「なぜこの時期に、何のために必要となっているのか」という背景を共有しました。
　そして、ビジネスでの活用を念頭に「バックキャスティング思考」や「ビジネスモデル設計」のテクニックで「ビジネスのしかたがどう変わるのか（変える必要があるのか）」を共有しました。
　

　後半のアウトプット（議論）編では、地域社会の多様性が話題になりました。先進的で利便性を追求した社会、観光に頼った地域振興だけでなく、伝統的な脱成長のライフスタイルが見直され、そこへ住宅・宿泊産業が大規模投資、移住者が増えるなどの変化が起きていることが紹介されました。
　その他、ジェンダーや世代間の格差を認識し、それを超えて多様な視点が普通に根付いている社会や会社がやってくることを実感しました。
　一方、長く環境問題の解決に係るビジネスを手掛けてきた人にはSDGsへ「また来たか」という思いもあり、持続的なトレンドになるのか、本質的な変化をもたらすのか、を見極める必要性も議論されました。

　
　昨年8月に始まった勉強会も次回（第5回）で１周年となります。
「多様な視点から世界や社会の動きをビジネスの目線で、『学び』『語り』『楽しむ』場」としてさらに発展させていきたいと思います。
次回は、8月19日（木）19：00－21：00の予定です。
（1周年を機会に、大きくリニューアルします。乞うご期待！）