社長メッセージMessage
「仕事を楽しむ」ためのロジカルシンキング
~新業態の問題解決ワークショップ~
2か月間にわたる企業向けロジカルシンキング研修を実施しました。
今年は新型コロナ感染の影響を懸念して何度も延期した結果、ようやく開催に至ることができました。
対策として受講企業様が行ったのは「遠方の参加者はオンラインで、近隣の参加者は集合する」というリアル&バーチャルの融合形式での開催でした。
私自身、感染対策として100%バーチャルでの研修は何度か対応していますが、融合形式は初めてだったので緊張感もありましたが、ご担当者様のご尽力のおかげでスムーズに進行させることができました。
むしろ以下の理由で100%リアル集合研修より優れた点も感じることができました。
● グループワークの際に集合&オンライン参加双方の方が互いを気遣い、発言順序を工夫したり、相互の発言へ集中して聞き入ったりしてより充実した議論になったこと
● チャットの交信を使って相互の質問や意見をグループで集約し、発言・発表や情報共有に活かすことで、時間制約内でも多くの人が議論へ主体的に参加できたこと
● 家庭事情を抱えながらの方にも無理なく参加でき、その実情を意見交換できたことで新しい働き方、学び方への理解と共感が深まったこと
今年は、定番コースとなった「昇格時のビジネスリーダーが使う問題解決スキル」に、「リーダーシップ養成」プログラムを加えて、2日間コースのワークショップを行いました。
弊社の「問題解決スキル研修」は、ロジカルシンキングの基本技術を学び、それを実際に参加者が取り組んでいる業務課題に当てはめて問題解決を行うワークショップ形式のプログラムに特徴があります。
一般的に、参加者の業務内容は多種多様であり、スキル習熟度もまちまちなので、時間制約のある研修で業務に適用して、それを講師が個々にアドバイスしながら問題解決の道筋をつけるのはかなりの難しさが伴います。
私もこのプログラムを開発し、提供し始めた10数年前はかなり苦労しましたが、参加者皆さんの業務内容に触れ、個々の事情や想いに耳を傾けながら新しいスキルを使った自己成長のプロセスを楽しめるようになってきました。
「与えられた役割や業務課題を受動的にこなす」だけではなく、「自ら問題を発見し、その解決に何をすべきかを課題設定する、そして最適な解決策を計画し、実行する」ことができれば仕事が「自分ペースで行え、能力や意欲を最大限に活かして成果をあげられ」ます。
そして「周囲から信頼を得て仕事を任され、さらに自分ペースで成果を出せる」好循環で「仕事が楽しく」なってきます。
また、部門横断でこれまで顔を合わせたことがない社員同士がグループとなり、多くの業務情報や意見を交わすことで、「他部署の事情が理解できたので、これからの社内連携に活かせる」、「他部署の方の意見が新鮮。互いの知恵を合わせれば社内のチカラで新しい事業が生み出せそう」といった付加価値ある業務の創造や革新につながる手応えも感じていただけたようです。
これからも様々な研修形式に対応しながら、「業務で活かせるスキル」が身につく研修ワークショップの開発・運営に取り組んでいきたいと思います。
弊社の「ロジカルシンキング研修」はWebサイトにも内容の紹介を掲載しています。
https://geems.net/workshop/logicalthinking/