社長メッセージMessage
『世界に誇れるJAPAN』のチカラを結集する
~GSLC設立にかける想い~
2020年8月20日、オンラインでの勉強会を立ち上げました。
名付けたのは「GSLC(グローバルSMEリーダー・コミュニティ)勉強会」。
ご参加いただいたのは中堅・中小企業でグローバル展開も視野に活躍中の経営者や海外事業リーダーの方々です。
なぜ今この時期に「グローバル」なのか、なぜ「SMEリーダー」なのか、そして「オンライン勉強会で何を目指すのか」についてお話ししたいと思います。
新型コロナ影響で急速なグローバル化による発展をみせていた世界経済が突然冷え込んだ2020年。世界は自国優先で経済も社会も分断しつつあるように見えます。人々の往来は途絶え、物流も滞る事態が発生しています。
これからの世界はグローバル化を回復するのか、それとも分断した自国優先の動きが続くのか、飛び交う情報は錯そうし、いまだ世界は先行き不透明で不安を抱えている状態です。
しかし、私は「グローバル化する経済・社会は形を変えても復活し、新たな発展をとげる」と考えています。理由は大きく3つあります。
1つめは「自国優先では経済成長や社会安定のための市場規模、財政基盤に限界があり、持続できない」こと。
2つめは「感染症パンデミック、地球環境問題、貧困・飢餓の問題を国単位では解決できない」こと。
3つめは「インターネットで世界はつながっており、情報やイデオロギー、文化の交流は止められない」こと、が理由です。
であれば求められるのは「来たるべき新たなグローバル化に適応できるチカラ」であり、その核となるのは「政府や企業など既存の組織ではなく、『個人やそのネットワークのチカラ』」です。社会の変化に従来型の組織では適応できず、一人一人の「思考」や「志」、「行動力」を基盤にしたネットワークによってつながり、大きなチカラとなっていくと確信しています。
その「個のチカラ」がどこにあるのか、考え抜いたあげく「SMEリーダー」にたどりついたわけです。SMEとはSmall and Medium sized Enterpriseの略。いわゆる「規模の小さい企業」ということではなく、「組織に枠にとらわれない人の集団」と解釈しています。実際に「日本ではSMEの方が、意思決定が速い」と評価している世界の人々が多いのです。
つまり、「GSL(グローバルSMEリーダー)」とは「グローバルな視野で、組織の枠にとらわれず、率先してチャレンジする人材」を意味します。そのリーダー方々に全国からオンラインでご参集いただき、知識吸収の勉強会だけではなく、「現状をどうとらえるか」「これからどう行動するか」を考え、議論するアウトプット型の勉強会を行います。
「そこで交わされた知恵の結集とネットワークが新たなグローバル化経済・社会でも飛躍するチカラとなる」のがGSLC勉強会の狙いなのです。
「失われた30年」などといわれ、この間全く経済成長していない唯一の先進国となっている日本ですが、海外ではその「信頼性(言ったことはやる)」、「技術力(壊れないものづくり)」、「組織力(他人のことを思いやる)」などグローバルに活躍するチカラが高く評価されています。それでも国として成長できていないのは、既成概念や組織・社会の古い枠組みを脱せられないからです。
そこで「GSLCで『世界に誇れるJAPAN』のチカラを発揮する人やネットワークを結集したい」との想いで進めていきます。
是非、ご賛同いただける方々のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
(「自分はグローバルに活躍していない」と思っても、上記の想いに賛同や興味をもっていただければ十分です)
~勉強会の開催報告や次回日程は、随時会社のHPやFacebookなどで発信します~