社長メッセージMessage
東南アジアでの環境ビジネス展開について
当社は、2017年2月にタイで初めての海外拠点GEEMS(Thailand)Co.,Ltd.を設立しました。
なぜ今タイなのか?と多くの方々から聞かれます。
アセアン諸国は経済成長期にあり、新規参入や取引拡大を考える日本企業も数多い状態です。そのような中でタイは比較的低成長国であり、新規進出は製造業からサービス業へ変化しつつあります。環境ビジネスでは製造業からの廃棄物・排水処理や省エネルギーなどに大きな市場があり、製造業の進出や工業団地の新設が相次ぐ新興国などでビジネスチャンスが期待できる中、「なぜ今タイ?」になるわけです。
当社が初の海外拠点にタイを選んだ理由は以下です。
- タイの環境ビジネスに再生可能エネルギー分野をリサイクルや水処理に組み合わせた技術の高度化が進みつつあること
- 新中間層向けに環境や健康意識が高まり、付加価値型のビジネスが育ちつつあること
- ものづくり産業の基盤が強固であり、日本製品・技術のアジア適応がしやすくなっていること
- 多くの日本企業や在住日本人が存在し、現地に溶け込んでコミュニティを形成していること
- タイ人の日本に対する関心が高く、多くのビジネスパーソンや観光旅行者が往来していること
さらにタイはシンガポールと並んで「東南アジア向けビジネスの統括拠点誘致」を政策的に進めており、周辺国との経済・人的交流が活発になっています。
最後に「そもそもなぜ海外拠点が必要なのか?」については、環境ビジネスの戦略コンサルティングには現地事情に精通した最新の情報や理解が必要であり、事業開発を絡めた当社の新業態の実現にも海外での事業基盤が必要だと考えました。
この海外拠点を通じた東南アジアの環境ビジネスに関する最新事情・情報をこれからも発信し続けていきたいと思います。