社長メッセージMessage
私たちのSDGs(持続可能な開発目標)
~今こそ、社会や未来の課題をビジネスのチカラで解決しよう~
私にとってSDGsとの出会いは経営コンサルの取引先企業から聞いた言葉でした。
「当社の経営計画に『SDGsの実現』が入ったものの、現場の業務でどう活かせばいいのか」
「新卒採用面接で学生から『貴社のSDGsに関するお取り組みは』と問われる」
「現場で業務に忙殺されるスタッフにSDGsと業務のつながりを理解させて元気づけたい」
また、新型コロナ禍でグローバルの「衛生状態や医療体制の格差」「治療薬開発や衛生用品の助け合いの是非」が何度も話題となり、「今後のグローバル経済のゆくえ」や「経済成長のあり方」など社会経済の未来を考えさせられる機会が増えました。
SDGsは、2015年に国連サミットで採択された2030年への目標です。
既に5年が経過していますが、これまで私自身はさほど意識したことがありませんでした。
しかし、改めてこれまでの30年に亘るビジネスキャリアを振り返ると、SDGsで目指すことは決して今に始まった課題ではなく、これまで世界で体験し、感じてきたことでもあると気づきました。
ただ、それを体系化し、期限を決めて実行・実現を国際間で合意したことに大きな意義があります。
既に多くの企業や個人の方々がいち早くSDGsへの学びと気づきを行動につないで取り組んでいます。
一方で、前述のように「言葉は分かるが、それを業務や生活とつながらない」、「今、社会や未来を考える余裕がない」と感じる方々も多くいらっしゃいます。
世界が目指し、未来に大きな影響を及ぼしながら、多くの方々が関心や戸惑いを持つSDGsへの取り組みを、「コロナ禍の今だからこそ」日本を始め、世界で共感、共有し、それを目の前で見える行動や変化へつなげるために私たちのできることがあると信じています。
そして、10数年間グローバル市場で環境価値を創出することに努力してきた経験や想いと、グローバル・ネットワークのご協力もいただきながら、「ビジネスのチカラで社会や未来の課題を解決する」SDGsへの取り組みを進めていきたいと思います。